気長に待つのがプーアル茶。
この12月でプーアルカフェのオープンから9年がたちました。
バタバタとあっという間に9年がたった気もしますが、9年というのはなかなかの時間です。
これからもおいしいプーアル茶を紹介していきたいと思います。
9年間というのはプーアル茶にとってもそれなりの時間です。
今月のおすすめのページにも書きましたが、開店したころに仕入れたプーアル茶も満遍なく9年間分の熟成が進みました。
今回のランキングの中の2009年に発売された
復刻版 易昌號は作られてから10年を迎えました。
高額なセットプーアル茶なので、ここ数年は年に2-3セット程度しか売れてなかったですが、夏ごろから売れ始め、リピートされるお客様もおり半年のうちにあれよあれよと10セット以上が売れ、年を通しての結果では3位となりました。
ちょっとびっくりの結果です。
入荷した当時の
復刻版 易昌號は秀逸な香り高さ、そして舌を劈くばかりの苦味を持ったプーアル茶でした。
そのままでは当然おいしいといえるわけではありませんが、昔ながらの「いいプーアル茶とはかくあるもの」のお手本のようなプーアル茶で、時とともに進む熟成を待つだけのことでした。
とはいうものの、高額なプーアル茶を販売している身としては早く飲み頃を迎えてくれ!(そして売れてくれ!)と祈る日々だったことを覚えています。しかし、だんだんと円くなる味わいを実感するにつれ「気長に待つのがプーアル茶」と腹をくくることができました。
劈く苦味も丸くなり、香も落ち着き、変化が生まれ、渋みも取れ、素直においしいといえるようになったのはここ3年ほどでしょうか。そしてちらほらと売れるようになってきました。
そして、10年を迎えた今年熟成が進んでいることが皆さんわかるのですね、上に書いたとおりこれまでにない売れ行きを見せ、残るは篆体版が二セットのみとなりました。
当店としても思い入れのある復刻版 易昌號が売り切れとなってしまうのは寂しい気持ちがあります。
でも大丈夫、次のプーアル茶を気長に待てばいいのですから。
今年も12月を迎えました。
感謝の気持ちをこめて、
プーアル茶の大セールを実施中です。
年に一度のセールなので、この機会をお見逃しなく。