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常時50種類以上の茶葉を取りそろえているプーアル茶のプーアルカフェ本物のプーアール茶をお届けします。脂肪燃焼効果でおいしく優しくダイエット

  • 2022.04.29 Friday
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プーアル茶のクセと熟成、昌泰號 版納七子餅茶の場合

ちょっとクセのあったプーアル茶が熟成を経てアクセントとなるといった話を前々回の記事で書きながら「クセの話だったらこれだよな」と思っていたプーアル茶、昌泰號 版納七子餅茶 2003についてです。

昌泰號 版納七子餅プーアル茶

このプーアル茶はお香のような独特の香りが特徴のプーアル茶です。
そしてその香りが生み出す風味も独特で上手に入れないとバランスが崩れてしまう「ちょっと難しい」プーアル茶でもあります。

しかしながら、このプーアル茶もほかのお茶と同じように熟成が進んでいます。
そして、熟成によって生まれたまろやかがこの強すぎる風味は包みつつあり、クセはだんだんとアクセントへと変化してきています。

前々回のブログに書いた孟庫大雪山餅茶 明前春尖はすでにアクセントとして落ち着き飲み頃を迎えていますが、当店の昌泰號 版納七子餅茶 2003はもう少し時間が必要です。

昌泰號 版納七子餅茶 2003はここ最近評価を上げているプーアル茶です。
逆に言うと、今までなかなか評価が上がらなかったプーアル茶ともいえます。

その理由ですが、飲む人によってその感想が変わるということがあげられるでしょう。
というのも昌泰號 版納七子餅茶にはいくつかバージョンがあり、その味わいには違いがあります。
そして、その淹れ方も難しいとなるとその人が飲んだ昌泰號 版納七子餅茶がどの昌泰號 版納七子餅茶をどのように淹れたので味わいは大きく変わり結果、評価は定まりません。

そのようなある意味混乱状態であった昌泰號 版納七子餅茶には最近になってどのようなバージョンがあることがはっきりされ、バージョンごとの評価がされるようになりました。そして昔ながらの倉庫熟成されているものは熟成がしっかりと進み、アクセントのあるそのおいしさが知られるとともに評価が上がってきています。

ちなみに鑑定のポイントは内飛に押されているスタンプがひとつであるか、二つであるかがポイントとなります。
(ほかにも包み紙にバーコードの有無、包み紙のデザインなどもあります)

内飛の写真

スタンプ一つありは單天書、スタンプ二個有が雙天書とそれぞれ呼ばれています。
スタンプ一つのもののほうが初期のもので、高評価です。
(実際に風味が違います)

当店のものはうれしいことに單天書ですが、自然倉熟成なので飲み頃到来まではあと3-5年必要といったところでしょうか。

過去の姿、現在の姿、未来の姿を思いながら楽しむのもプーアル茶ならではでしょう。
前回のブログと同じ言葉でしめてみます。


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回甘一煎!熊猫沱茶、過去、現在、そして未来。

孟海茶廠が2012年に復刻した熊猫沱茶を品茶。
熊猫プーアル茶

このプーアル茶はもともとは孟海茶廠が作る沱茶ということで「孟海沱茶」として作られました。
それが1988年の当時最も権威のあった全中国食品品評会、通称熊猫杯にて銀賞受賞を機に評判を呼び、熊猫沱茶と呼ばれるようになりました。

味作りは沱茶らしく軽めといえるでしょう。
青味はなく、苦味は控えめでまろやか仕立てで出来立てでもおいしく飲めるプーアル茶に作られています。さっと入れて緑茶のように楽しむタイプのプーアル茶でした。

過去形で書いたのは熟成が進んだからです。
熟成が進み、全体的に丸くなった熊猫沱茶は濃く入れても楽しめるようになってきました。
(もちろん濃すぎてはだめですが)

ちょっと濃い目にして淹れると、味がぐっと強くなり熊猫沱茶が見せる表情は変わります。
さっぱりあっさりとしていたお茶が、熟成によって生まれたまろやかさが苦味、うまみなど味が持つ強さを受け止めて嫌味なくまとめてくれます。

軽めの印象が濃厚な印象となり、しかし軽やかさは残しています。
プーアル茶としてのおいしさが始まったといえるかも知れません。

洗茶はせず、じっくりと蒸らして味を引き出したらいいでしょう。
何煎も淹れることは考えず、一煎にすべてを味わう気持ちで。

茶葉のうまみは厚く、香りは芳醇。
回甘(飲んだ後に感じる甘い後口)がすばらしい。

お湯の温度を高めにすると香り立ち、低めにすれば苦味が抑えられます。
淹れ方ひとつでも表情に違いが見られます。

いろいろと書いていますが作られてまだ6年。熟成のおいしさは始まったばかりです。
この先の変化がさらに期待されます。

頭に思い描かれるのは、下関茶廠の極上沱茶、下関緑盆沱茶 CIBのようなさっぱりとしながらも香りのよさ、茶葉のうまみを持ったプーアル茶です。

過去の姿、現在の姿、未来の姿を思いながら楽しむのもプーアル茶ならではでしょう。

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大雪山のプーアル茶

久しぶりの更新となってしまいました。

今月のおすすめは下関の大雪山と題して大雪山プーアル茶の紹介です。
大雪山プーアル茶

おすすめのページにも書いていますが、大雪山プーアル茶は最近になって「発見」されました。
この発見された茶樹群は700年以上前に拉祜族や布朗族によって広げられたといわれています。

現在の茶園では挿し木によって増やしていきます。
これはもっとも確実で、成長も早く、収穫も早く見込めるためですが、この大雪山で見つかった茶樹は種で増やされたことに特徴があります。

では、挿し木と種では何が違うの?
挿し木で増やしたものはいわゆる「クローン」となり、もともとの茶樹とまったく同じ遺伝子を持った茶樹に育っていきます。

一方で種で増やしたものは、種一つ一つが違う遺伝子を持つこととなるので多様性が生まれます。
単一な茶樹でない、微妙な違いが大雪山プーアル茶のおいしさを生み出しています。
(大雪山に限らず古くから続く茶園などにこのタイプは見られます)

大雪山プーアル茶には独特の風味があります。
どのような特徴であるかといわれると、やはり言葉で表すのが難しいのですが、孟庫大雪山餅茶 明前春尖によく現れています。

クセとも取れる風味だったので、以前は同じシリーズである孟庫七子餅茶 孟庫春尖のほうが飲みやすく、好みだったのですが、その後の熟成による変化によってこのクセがちょうどいいアクセントとして「はまって」きました。

一方の下関金絲沱茶 大雪山 尚品は大雪山茶であり、下関茶となります。
沱茶で知られる下関茶廠ですが、いくつものグレードの沱茶を作っています。

定番沱茶として作られる沱茶の中ではこの金絲沱茶が最もグレードの高い沱茶となります。
そしてこの2017年の金絲沱茶は與新業公司の特注品として大雪山茶葉で作られた金絲沱茶としても特別製となっています。
もちろん良茶なのですが何せ2017年製、そのおいしさを引き出すにはもうしばらくの時間が必要です。(逆を言えば、ぜひ今のうちにお手元に!)

一方で今月新発売とした宝焔牌 金絲大雪山緊茶は金絲沱茶と同じオーダーで作られた熟茶ですが、こちらの評判も上場です。
出来立てですでに飲み頃である熟茶なので、すでに評価されておりじわじわと値を上げてきています。
紹介ページにて「こっくりとしたコク」と書いていますが、この口感は独特でおいしさを引き立てています。この大雪山緊茶も大雪山プーアル茶のおいしさを表現したプーアル茶といえるでしょう。

ぜひ一度お試しください。

ちなみにプーアル茶作りはユネスコの世界農業遺産に登録されていますが、大雪山の一連の発見もその中に含まれていて、その中でも最も標高の高い茶樹群とされています。

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